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バラのはなし、ランのはなし

2015年05月30日(土)

バラのはなし

バラは花の美しさに惹かれギリシャ・ローマ時代から流行し、花飾りや香料の原料に使われていました。
中世のペルシャやオスマンの帝国の拡張により、その地方の赤いバラが香料や薬用(血止め)に効き、頒路を経て南フランスへ伝播し栽培されました。

フランスでは、交配技術や園芸熱の高まりにより19世紀以降次々と新種が生まれるなかで、それまでの一期咲きから現在の主流である四季咲き種が1867年に初めて作出されました。
それが、園芸発展のエポック的な歴史的記念種「ラ・フランス」です。

バラ園で見られます。



バラ  ラ・フランス



ランのはなし

ラン科の植物は世界中に分布しており、花の世界では最高峰とも言われています。
ランの多くは熱帯産であり、園芸の盛んになりつつあったヨーロッパに伝来するのは、イギリスの海洋進出によるとされています。

新大陸のランのなかで最初に伝わったものが「バニラ」で1500年代初頭のころとみられています。バニラは最初観賞用ではなく、香辛料として持ち込んだとされています。
バニラは花に香りはなく、実を熟成するとバニラビーンズとなり、いわゆるアイスクリームの香りとなります。

(水生植物温室内)



バニラ(ラン科)



植物園長  藤井 辰則

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