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魚の名前

2014年10月23日(木)

魚偏の魚名が書いてある湯呑みがありますが、今まで何度も見ているのに、手元にあるとつい見てしまいます。
今回は魚名の意味や語源を少し紹介します。ただ説については幾つかあるので、ご承知下さい。


背中の鱗が36枚あるので、36町は1里だから魚偏に里という説。語源は長くなるので省略しますが、古い書物に恋から来ているとはっきり書かれています。コイを見る目がちょっと変わる?


神功皇后が占いで釣りをして釣れた魚とか、または縄張りを独占するから魚偏に占という説。語源はアイヌ語で敏捷に泳ぐ姿を矢に例え、「矢」の意味のアイが転訛したもの。他には秋に川を下るので、落ちることをおつると言い、おつるをあゆると言うことからアユになったという説。う〜ん、どれももっともらしい?


ギギは胸ビレの棘でギーギーという音を出すのでこの名前がつき、義義の字が当てられました。音からくる当て字ですが、なぜこの字なのかは知りません。よほど義理堅い魚なのかも。ネコギギは音を出さないのですが、ギギの仲間では顔が丸いので猫に似ているとか。
疑義のある方は?



ネコギギ




イタセンパラと聞いて、これ日本語かなと思いますが、板のように体が薄く、鮮やかな色の腹をしているところからつきました。今、世界のメダカ館で特別展をやっていますので、ご覧ください。スリムでうらやましい?



イタセンパラ正面



このように日本在来魚の漢字名や語源を調べてみると結構面白いです。ここにあげた魚たちはメダカ館で見ることができますよ。


動物園長  橋川 央

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