園内で秋の気配を感じませんか?
今年の夏は不安定な天気が続きました。それでも植物園の植物たちは耐え忍びながら着実に秋の準備に入っています。宿根草園ではススキの株の根元が花盛りに。ナンバンギセルが咲いています。
近くで見ますと沢山のキセルを地面に挿して並べたようです。同じ宿根草園ですがパンパスグラスの穂は白くてツルツルでフサフサしています。
一方で、合掌造りの家に近い湿地園ではミソハギの花が目立ちます。
近づいて見ますと小さな白い粒粒がいっぱい。シラタマホシクサの花の咲き始めです。
また、秋の七草のうち、ススキ、オミナエシ、ハギ、フジバカマは今月以降に植物園でご覧いただけます。(すでに花が終わったものはナデシコ、キキョウ、クズです)
夏から秋へと移りゆく植物園の景色をお楽しみください。
植物園長 伊藤 悟