〜お気に入りの植物紹介〜その3・4「オジギソウ」
2014年08月30日(土)
博物館実習・インターンシップに来ていただいている学生さんの記事紹介、その3、その4です。
温室サンギャラリーに展示してある「オジギソウ」についての記事です。
2名の方がオジギソウについて紹介記事を書いてくれましたので、同時に公開します!
―――
その3「“おじぎ”します。」
お子様に人気の、オジギソウを紹介します。
オジギソウは別名ネムリグサともいいます。
オジギソウの葉はつけ根に空気まくらのような細胞がついています。
この中には水分が入っており、ふだんは張っています。
ですが、葉の先をさわると、この細胞に「さわられた」という信号がとどいて、中の水分がぬけてちぢむのです。
そうして、おじぎをするように葉をとじるそうです。
一度とじた葉は、しばらくそのままにしておくと、ゆっくり元に戻っていきます。
じっくり観察して見るのも良いですね!
ぜひ体験しにいらして下さい。
―――
その4「オジギソウの花が咲きました」
オジギソウの花が咲きました。
オジギソウは学名Mimosa pudicaで、ネムリグサとも呼ばれます。
オジギソウというと、触ると閉じていく葉を頭に浮かべる人が多いと思います。
私もこんな花があることを知りませんでした…。
その他にも、マメ科のネムノキ亜科に属する植物であれば、このような花が咲くそうです。
日本では、ネムノキやモダマが自生しているそうです。
しかし、オジギソウは触れると葉が閉じますが、そのほかの植物は触っても閉じないです。
ですが、マメ科の植物は、夜になると葉が閉じるそうです。
ここで注意です。
あまり触りすぎると、動かなくなってしまうので、ちょっとだけにしてね…。
―――
オジギソウの写真はこちら
動く葉っぱ、花火みたいなかわいい花。
閉じるところは実物でご確認を!
植物園指導園芸係 高木 彬