トリビアを覚えて植物園へ行こう 〜植物クイズ その7〜
2014年08月12日(火)
夏真っ盛りの植物園。
植物たちもこの暑さでぐったりしているものが出始めていますが、皆さんくれぐれもこまめな水分補給と日陰での休養で熱中症には注意しましょう。
さて東山動植物園の夏を代表する花と言えば、スイレンです。
とにかく涼しげで綺麗、そして花期が長い。
強烈な太陽の下そんな姿を見ていると、思わず一緒になって浮かんでいたくなります。あー、この時だけでもスイレンになりたい!!
では今回はスイレンからのトリビアクイズ。
〜トリビアクイズ その7〜
スイレンは大きく分けると、温帯スイレンと熱帯スイレンの2種類がありますが、どちらがどちら?と言われるとわからない人の方が多いのではないのでしょうか?
そこで、スイレンを管理している担当さんに見分け方を聞いてみたので、箇条書きでご紹介!!
?@温帯スイレンは寒さに耐える・熱帯スイレンは寒さに弱いので、越冬すれば温帯スイレン。
?A葉の縁がギザギザ(もしくは波型)なのが熱帯スイレン、滑らかなラインなのが温帯スイレン。
?B温帯スイレンは昼咲きのみ、熱帯スイレンは夜咲きと昼咲きがあるので、夜に花が咲けば熱帯スイレン。
?C葉の裏に毛があったり、斑点や模様があるのが熱帯スイレン。
などがあります。
では、ここでクエスチョン!!
上記の特徴のほかに、花の特徴で見分ける方法があります。それは次のうちどれでしょう?
1.花びら(花弁)の枚数
2.花が咲く高さ
3.一度に咲く花の数
答えは、次回のトリビアクイズで発表します。
なお、上記であげた特徴は一例です。個体差や生育環境・品種によって異なる場合があります。
〜トリビアクイズ その6の答え〜
答え.1.植物体として生長しきると太陽に向かなくなる。 です。
ヒマワリに限らず、植物は栄養を作るため光を多く浴びようとするため、光の方向に向く習性があります。これは光の当たっていない部分を集中的に生長させることによって動いています。
生長し切った状態=生長させる部分が無いということは、もうこれ以上動かすところがない状態になっているということです。同時にこの状態というのは、これ以上生長しなくて良い状態になっているということなので、太陽を向く必要が無いという事でもあります。
植物園緑地造園係 安藤 定治