いよいよオープン
アメリカ大陸コーナーではシンリンオオカミ舎、アメリカバイソン舎とリニューアルを進めてきて、今月の17日にハクトウワシ舎がオープンします。
この三種は北アメリカにおいて、人間の影響により一時期絶滅の危機に瀕したのが、保護政策により危機から脱した動物たちです。今まで園内の離れた場所でそれぞれ展示していたのを、一か所に集めて見ていただくことで、自然保護について考えていただく展示になればという思いで整備しました。
また三種のほかにプレーリードッグ、トナカイ、アメリカビーバーがいて、北アメリカの動物たちが見られるエリアになりました。ぜひご覧いただきたいと思います。
ハクトウワシは漢字で書くと白頭鷲。ところが英語ではBald
Eagleで、Baldは「禿た」とか「禿げ頭の」の意味。つまり直訳すると禿鷲になります。ハゲてはいませんが、頭部だけが白いのでそう呼ばれたのでしょう。和名のほうが的確です。
ただハクトウワシは4〜5歳までは全身がこげ茶で白頭ではありません。
ちなみに今の私は灰頭で、これから白頭になるかも知れません。
でも遺伝的にはBaldなんですが。
動物園長 橋川 央