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温室にも春がやってきた!

2014年04月08日(火)

今、植物園の桜の回廊には見ごろのサクラがいっぱい♪
春まっさかりです。

ところで場所は変わって温室。
熱帯・亜熱帯の植物を中心に展示しており、季節がないと思われるかもしれませんが…
温室植物担当の私は、「バニラ」の花を見ると春を感じます。 
例年、サクラの咲く頃から花が咲き始め、5月頃まで楽しむことができます。今年も3月下旬からポツポツと咲いて…温室にもようやく春がやってきました(^^)



今年のバニラの花



「バニラ」はラン科の植物で、そのタネはバニラビーンズと言われアイスクリームなどの香りづけに使われます。淡い緑色の花は、まだ暗いうちに咲いて次の昼にはしぼんできます。

そして、この花のしぼむ前が、温室植物担当の私の出番!
バニラのタネが確実にできるように、朝一番から人工受粉をします。
花は半日程度しかもたないから、とにかく開花を見逃さないようにしてめしべに花粉をつけます。
その後、茶色くしぼんだ花がそのままついていれば…受粉成功!!!



昨年のバニラの“つぼみ”と“開花中の花”と“受粉成功で茶色くしぼんだ花”



見た目はあまりよくないかもしれませんが、今後大きくなっていく果実(タネ)を見守ってくださいね。

植物園では、バニラの花が咲いているところだけでなく、その後細長く成長していく果実(タネ)、それが成熟して香りがするところなど、一連の流れをご覧いただけるようこれからも大切に育てていきます。


植物園指導園芸係  平林 和也

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