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3D動画で見る重要文化財温室

2014年04月05日(土)

 植物園門を入って少し行くと、ガラスと鉄骨でできた大きな温室が姿を現します。これらの温室10棟のうち、スイレン池に面した温室5棟(前館)が、国の重要文化財に指定されていること、ご存知でしたか?
 正式には「東山植物園温室前館(ぜんかん)」といいますが、植物園開園の前年、昭和11年に建築されて以降、建築当時の姿で、多くの市民の皆様に親しまれてきました。
 しかし建築後80年近い年月が経過し、一部の鉄骨に老朽化が見られ、耐震工事も必要なため、現在、保存修理工事に向けて準備を進めているところです。



スイレン池と重文温室前館



 保存修理工事に先立って、温室内のすべての樹木を搬出、移植した機会をとらえ、昨年11月、建設コンサルタントの中部復建株式会社さんが、3D(スリーディー)測量の技術により、温室の内部や周辺を測量しました。今回は、その時のデータを三次元的、時系列的に処理し、様々な角度から見ることができる「3D動画」にしていただきましたので、ご紹介します。
 3D測量の動画は、点データの集まりなので独特のザラザラ感がありますが、鳥のように視点の位置が次々に移動していくため、温室や周辺のイメージがよくわかりますね。




 重要文化財温室の保存修理事業は、今年の夏ごろから工事に着工する予定です。今後も機会を捉えて話題提供していきますのでお楽しみに。


再生整備課  堀 透

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