コアラの行動観察
コアラ舎での仕事の一つに、夜間職員が帰った後のコアラの行動を翌日出勤したら録画されたビデオでチェックするというものがあります。
主なチェック項目は、採食時間、排尿、鳴いたときや動いた回数などです。
開園時間中には、木の上で眠ってばかりいることが多いコアラたちですが、夜には、木から地上へ降りてきて歩き回ったりすることも見られます。その回数をチェックしています。
現在コアラ舎では7頭のコアラを飼育していて、その1頭1頭を毎日行動チェックする作業は、思ったより大変です。
しかし、こうしたビデオによる行動観察と、日中の目視による観察との両方で、コアラの日常の飼育や健康状態の異常の発見などに役立てています。
動物園飼育第一係 茂野 寛生