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温室植物の引っ越し(移植)〜その2〜

2013年11月30日(土)

11月1日のブログ「温室植物の引っ越し(移植)」で、温室(前館)の移植作業を紹介しましたが、このほど、移植した植物たちの様子を確認してもらうため、沖縄県から樹木医の先生にお越しいただきました。

この樹木医の先生は造園業も営んでおり、温室植物の特性だけでなく、ヤシなどの移植作業に関する知識と経験を持ち合わせているため、平成24年3月にも植物園へお越しいただき、根回しが必要な植物や根回しの時期、移植作業に際しての留意点などについてアドバイスをいただいています。

今回は、移植後の植物の健康状態を観察してもらい、今後の管理や5年後の再移植に関するアドバイスをお願いしたもので、根回しや移植作業に携わった愛知県の樹木医さんたちも参加して意見交換を行いました。





根回しから移植までの状況をスライド等で説明



移植した植物の健康状態を確認



その結果、「全体の状態は良好だが、温室内の温度をもう少し高くした方が良い」。個々の植物に対しては、「葉の量を減らす」、「花のつぼみを撤去する」、「液肥を与える」。5年後の再移植に関しては、「根回しは必要なさそう。新しい温室の環境に合わせて徐々に順化させていくと良い」などのアドバイスをいただきました。

また、愛知県の樹木医さんからは、「今回の経験を再移植のときに活かすことが大切だ」という意見が出ました。
移植の成否はこの冬場の状態にかかっています。
苦労して移植した植物たちの健康を維持していくため、注意深く管理していきたいと思います。


植物園指導園芸係  高取 真也

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