この動物なんでしょう?
2013年06月07日(金)
さて、この動物はなんでしょう。トカゲかな・・・?
答えは東山動植物園に昭和13年からある恐竜のコンクリート像 イグアノドンを上から見たところです。
東山動植物園には、イグアノドン、プロントサウルス、トリケラトプス3体の恐竜像があります。昭和13年、当時の極めて高度な左官技術で作られ、75年以上の時を経た現在も残っている貴重なコンクリート像です。
この恐竜3体を建設コンサルタントの中部復建株式会社さんに、社会貢献の一環で3D(スリーディー)測量をしていただきました。
3D測量とは、レーザー光線で対象物をスキャンし、対象物の表面形状を三次元座標化する計測方法です。
レーザーを恐竜の表面に当て、その反射時間の差から表面の凹凸や、形を図る測量技術。
近くに寄れない災害現場や複雑な形状の構造物の計測で威力を発揮する新しい技術です。
形、凹凸のデータを電算処理するので、上からでも横方向からでも自由自在に表示できます。
開園1周年の記念として建設された恐竜3体については、今後、東山動植物園の歴史的資産として保存活用していく予定です。
再生整備課