オーストラリア研修(裏シドニー滞在記?T)
平成25年2月17日から3月9日まで、3週間の日程でオーストラリアのシドニー市とダボ市にある動物園へ飼育研修に行ってきました。シドニーではとてもきれいな景色で有名なタロンガ動物園で、現地の飼育係に混じって主に類人猿(チンパンジー・ゴリラ・オランウータン)の飼育作業をして来ました。今回、このブログでは飼育作業以外の”裏シドニー滞在記“を書きたいと思います。
シドニー滞在中はタロンガ動物園側が用意してくれたホテル(長期滞在型ホテル)で宿泊しました。今回はそのホテルの一室での”癒し”記事を書きます。
ホテルの部屋は6階の角部屋で景色も良く、有名なオペラハウス・ハーバーブリッジが見える部屋でした。…
これも癒しではあるのですが、今回は別のオーストラリアならではのことです。
ある日の仕事後に部屋で夕食を食べていたら、ベランダから鳥の声がいつもより大きく聞こえ、何かと覗いてみると、色鮮やかな2羽のインコが手すりにとまっていました。
すぐに逃げてしまうかと思ったのですが、窓辺に立っても逃げないので「餌をあげてみよう」と思いつき、食べていた米を与えると、 ポイッと捨てられてしまいました…。「まぁ〜そうだわな」
次にフルーツジュースを皿にそそぎ、室外機の上に置くと、「めっちゃ 飲むやん!」
で、ちょっと目を離したら「もー
いないんか?」
その後、毎日同じ時間帯に遊びに来るようになりました。
話を聞く限りではかわいらしく思われる方もいるかもしれませんが、彼らは意外に贅沢なことが判明しました。
シドニー滞在が残り少なくなり、フルーツジュース(オーストラリアでは2〜3ℓで販売)が無い日にやってきた彼らにリンゴを切って与えると、1度なめただけでまったく食べようとしませんでした。
そして、催促するように鳴き出しました。「ふざけるな!」と言って窓を閉めてやりました。
その後…2日ほど無視していたら、彼らは姿を見せなくなりました。
街中にこんな綺麗な鳥達が飛び交っているのもオーストラリアならではでしょうね。
この鳥の正体は?
ゴシキセイガイインコと言うそうです。
動物園飼育第二係 近藤 裕治