Now Loading...

Now Loading...

サイト内検索

文字サイズ

チケット

オフィシャルブログ

カスミサンショウウオの産卵、失敗...

2013年04月14日(日)

自然動物館の両生類コーナーにカスミサンショウウオが展示されています。カスミサンショウウオは、日本固有の全長10センチ程度しかない小型サンショウウオです。しかも、この名古屋市内に生息している非常に身近な両生類です。

カスミサンショウウオは春先の2月から3月に産卵がはじまります。東山動物園でも産卵シーズンがやってきたのですが、今年は残念ながら、オスが上手くメスを産卵場所に誘導できず、卵を持ったメスは、陸場に産卵してしまいました。陸場に産卵された卵は、オスの精子と体外受精できず、当然発生しません。したがって、産卵は失敗に終わってしまいました。
普通、繁殖期のオスは、水中に産卵を促す場所を決め、尻尾を振りながらその場所へメスを呼び込みます。やってきたメスが産卵するとオスがすかさず卵に精子を受精させます。
今回はオスを上手く発情させることが出来ず、残念な結果に終わってしまいました。来年はちゃんとオスにやる気を持たせられるように頑張ります。


カスミサンショウウオの卵


動物園飼育第二係  藤谷 武史

ブログ一覧へ戻る

最新の記事

カテゴリーリスト

top