レッサ―パンダがいない
2013年03月20日(水)
中学生の時に動物図鑑を見ていて、動物の中で一番可愛いと思ったのが、レッサ―パンダでした。海外ではレッドパンダといいますが、日本ではレッサーの方が一般的です。
私が動物園に初めて勤務した30年ほど前には2頭がいました。やはり可愛かったのですが、その2頭が病気で死亡してからは飼育していません。その頃は飼育数も少なかったのですが、現在の国内飼育数は54園で239頭です。これは世界で飼育されている約4分の3になります。やはりあの可愛さは日本人に好まれているようです。
そんなレッサ―パンダについて、「東山にはいないのですか?」とよく聞かれます。また他の動物園の人からは、展示動物の多い東山にいないのは、動物園界の七不思議のひとつだと言われたことがあります。あとの六不思議は知りませんが...。
東山でも将来の飼育予定動物となっていて、すでに飼育候補場所もあります。ただ予算が必要であり、再生計画の中で順番にすすめていきます。
いつになるか、レッサーパンダだけに気(木)にかかると思いますが、しばらくお待ちください。
動物園長 橋川 央