建築中の新アジアゾウ舎からブログ発信(3)
現在本園で建築中の新しいアジアゾウ舎からブログを発信します。第3弾です。
突然ですか、これは何をつくっているのでしょう?わかりますか?
コンクリートの壁から管が飛び出ています。その先にはかごのようなものがついています。
かごの部分を上からのぞきました。直径は20cm以上あります。ゾウの鼻なら入りそうです。
遠くから見たところです。人より大きなコンクリートの壁から管が飛び出ています。
コンクリートの壁の反対側は、人が入れるようになっています。
わかりましたか?これはゾウの食べ物をセットするための施設です。しかし、ゾウからは見えないように隠してセットします。
なぜ食べ物を隠すかというと、野生のゾウは1日のほとんどの時間を食事のために使います。そこで動物園でのくらしを野生に近づけるため、食べ物をゾウから見えない場所に置いたり、とりにくくします。こうすることで、ゾウは臭いで食べ物をさがしたり、鼻先でつまんだり吸い込んだりすることになり、食事にかける時間が長くなります。
写真の装置は、壁の内側から食べ物をセットするとゾウには見えない位置に食べ物が転がります。ゾウは前もここに食べ物があったという記憶や臭いで鼻を穴に入れて食べ物を探して口に運ぶことになります。
新しいアジアゾウ舎では、この施設だけでなく、いろいろな場所に食べ物を隠せるようにしようと工事をすすめています。
ここでお知らせです! 1月19日(土)の午後2時から建築中の新しいアジアゾウ舎の工事現場見学会を行います。参加は事前の申し込みが必要で、多数の場合は抽選になります。対象は小学3〜6年生とその保護者です。申し込み方法は往復はがきで12月28日(水)必着です。アジアゾウのくらしぶりを想像しながら、どんな施設ができるか見学してみませんか?たくさんのお申し込みをお待ちしています。
★詳しい申し込み方法はこちら
★前回の見学会(11月6日)の様子はこちら
再生整備課