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秋の七草

2012年09月01日(土)

9月に入っても、まだまだ暑い日々が続きます。
人間よりも植物たちは季節の訪れに敏感で、秋の花がそろそろ咲き始めてきました。
ここで、秋の七草を紹介します。
万葉集に詠まれた七草は…

萩の花尾花葛花瞿麥の花女郎花また藤袴朝貌の花
読みは、「はぎのはなおばなくずばななでしこのはなおみなえしまたふじばかまあさがおのはな」となります。



ハギの花です



分解すると、?@萩の花?A尾花(ススキのことです)?B葛花(クズの花です)?C瞿麥の花(カワラナデシコのことです)?D女郎花(オミナエシのことです)?E藤袴(フジバカマです)?F朝貌の花(植物園ではキキョウの説を採用しています)となります。



ススキの穂が揃いました



七草とひとまとめに紹介しても、実際は花の時期が若干違い、7種一度に鑑賞することは困難です。現在花を見ることができるのは、ハギ、ススキ、クズ、オミナエシの4種で、これから咲いてくるのはフジバカマです。カワラナデシコとキキョウは残念ながら咲き残りが1、2輪ある程度で、ほぼ終わってしまいました。

万葉の散歩道には秋の七草の歌碑と一緒に植栽してあるところがありますが、生育環境が異なり、なかなか一同に会してくれません。
園内で花マップを頼りに、良い状態の花を探すことになります。



クズの花です



自分なりの「七草」を見つけることもおもしろいかもしれませんね。


植物園緑地造園係  下総 勝義

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