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ユリなのですが・・・

2012年09月01日(土)

みなさんは、名古屋市の花をご存知でしょうか?
名古屋市の花は「ユリ」ですが、只今植物園ではとあるユリが増えてていてちょっとした悩みの種に。



綺麗な花なのですが・・・



このユリは、タカサゴ(高砂)ユリといい、名前の由来は原産地が台湾であるためこの名前が付いたと言われています。(高砂は、台湾の昔の名前。別名 タイワンユリともいう)
高砂と聞くと縁起が良く、花の形もテッポウユリと似ており、さらに白い花なので一見綺麗な植物ではありますが、このユリの増え方は他のユリとは違うので、なかなか厄介な存在なのです。



高さ約2mのタカサゴユリ



通常のユリは球根でしか増えませんが、このユリは種で増え、さらに球根も作るので、地上部が枯れても次の年も花を咲かせることができ、種で仲間をどんどん増やすなかなかの曲者なのです。

花は大きく綺麗で写真写りも良いですが、園内でどんどん増えられて景観や生態系が崩れても困るので、花が終わったものから徐々に抜いて、種の飛散を防いでいます。

園内で職員がタカサゴユリをとっていても、こういった事情がありますのでご理解をいただけたらと思います。


植物園緑地造園係  安藤 定治

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