ウメの剪定をしています。
2012年04月21日(土)
只今、植物園は春真っ盛り。
サクラが見頃の園内で、チームお庭番が只今ウメの剪定をしています。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言いますが、これはサクラは切り口が腐りやすく、なるべく手を入れないほうが美しい樹になり、ウメはその反対で切り口の回復が早く、手を入れないと枝が伸び、樹形(じゅけい)が乱れ、翌年の花に影響を及ぼすことから、「それぞれの樹の性質を知らずに手入れをすると、樹をダメにしてしまうお馬鹿さんになってしまいますよ」という意味の格言です。
(ちなみにサクラは絶対切ってはいけないというわけではなく、その性質をよく知り、正しい時期に正しく剪定をすればかえって樹にとってプラスになります)
そういったことから、毎年花が終わった後に剪定を行い、翌年綺麗な花をつけるための手入れをしているのです。
植物園緑地造園係 安藤 定治