バラの植え替えを行っています(その2)
2012年03月14日(水)
皆さんお待ちかね、バラの植え替えブログ第2弾!!
前回は、バラを植栽するための土台作りをご紹介しましたが、今回はメインのバラの植栽作業をご紹介。
?@植え穴の準備をします。
まず植え穴を作ります。直径約60cm深さ約60cmの穴を掘ります。
次に、穴の中に牛フン・硫酸カリ・ようりん・苦土石灰・バラ用肥料を入れかくはんします。
植え穴を掘った時出た土は、苦土石灰とようりんを混ぜて、覆土を残して穴に戻します。
?A苗を植えます。
ここでのポイントは、次の3点です。
・苗を植える直前に、根の先端を少し切っておく。
・植えた後苗の周りを押さえる。
・覆土は全て使わず、仕上げ用の土を少し残しておく。
?B水決めをします。
水決め・・・植栽したときに根の周りに隙間ができるため、水を使って土を流しこむことによって隙間を埋め、根と土を密着させることを言います。
この水決めを行うと、土が下がったり、水の浮力で苗が浮いたりするので、?Aで残した土で仕上げの覆土を行い、苗の周りを押さえます。
?C水鉢を作って、再びかん水をします。
?D最後に苗に支柱をして完成です。
今回22の品種を植栽しましたが、東日本大震災の被災地の復興を願って「希望」「ピース」「笑み」「あゆみ」という名前のバラも植えました。
「チームお庭番」も被災地の早期復興を願っています。
植物園緑地造園係 安藤 定治