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収斂(しゅうれん)進化の動物

2012年02月20日(月)

収斂(しゅうれん)とは、同じ仲間ではなく、生息域も違うのに同じような特徴を発達させ、体が似たようになることをいいます。
例えば、こんなものがいます。ココノオビアルマジロとミミセンザンコウです。



ココノオビアルマジロ



ミミセンザンコウ



どちらも体はかたいうろこに覆われています。どちらも身に危険を感じると体を丸めてやわらかいお腹を守るため、このようにうろこに覆われた体になったのです。
ココノオビアルマジロは、アリクイやナマケモノと同じ貧歯目の動物で、北米、南米に生息しています。一方、ミミセンザンコウは、有鱗目(センザンコウ目)の動物で、アジアに生息しています。(アフリカに生息しているセンザンコウもいます。)このように、分類上は仲間ではないんですよ!ココノオビアルマジロのうろこは、カメの甲羅のようにかたい皮膚からなり、ミミセンザンコウのうろこは、毛が密集してかたくなってできています。

他にも…









収斂進化の動物はいます。敵から体を守るため、体にとげを持っていることが共通しています。これらはなんの動物かわかりますか?
写真の動物たちは、すべて自然動物館1階の夜行性動物コーナーで飼育しています。
ぜひ、探して見比べてみてくださいね。


動物園飼育第二係  茂野 寛生

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