ちょっと珍しいオッパイ
2012年01月15日(日)
新年の挨拶がおそくなりましたが、今年も東山動物園をよろしくお願いします。
昨年の6月に生まれたコアラの赤ちゃんは、袋から出たり入ったりしています。この頃になるとお母さんはこどものために柔らかい便をします。この便にはユーカリを分解する腸内微生物が含まれていて、こどもがこれを食べることで、腸内にその微生物が定着します。こうして母乳からユーカリの葉に切り替える準備をしているわけです。ただ、こどもの顔はウンチで汚れますが。
そんなこどもの様子を見に行ったら、お母さんの袋からオッパイがはみ出していたのが見えました。担当者に聞いたところ、母親のティアラは袋が浅いので、この時期だけこのように見えるそうです。
ちょっと珍しいので紹介しますが、無断で掲載するとティアラに叱られるかも知れないので、ここだけの話にしておいてください。
動物園長 橋川 央