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メダカ館のお仕事シリーズ?C「卵生メダカ(年魚)の採卵」

2012年01月22日(日)

第四回は「卵生メダカ(年魚)の採卵」です!

卵生メダカグループの中には一年で一生を終える年魚と、一年以上生きる非年魚(第一回で紹介しました)がいます。

年魚のメダカたちはアフリカや南アメリカなどの雨季と乾季がはっきりとした地域に生息しています。
雨季の雨でできた水溜まりで生活していて、乾季に水溜まりが干上がると泥の中に卵を残して死んでいきます。このような生活サイクルに合わせて寿命も一年で終わるようになっているんですね。





このメダカの繁殖には飼育下でも乾季の状態を再現してあげる必要があるので採った卵はこんな感じで保存してあげます!(泥の代わりにピートモスに産卵させます)







さすがにカラッカラに乾燥させては干からびてしまうので半渇きぐらいでビニール袋へ密閉、そして発泡スチロールにポイです。
休眠期間は種ごとに違い、2ヶ月〜6ヶ月とまちまちです。

休眠期間が過ぎたら水の中へ戻してあげると稚魚がわらわらと出てきます!!
(上手く飼育できていればですが…)





寿命が一年なので産卵しなかったり、卵の保存を失敗したりすると簡単に(メダカ館から)姿を消してしまう上に、上手くいったかどうか結果がわかるまで待ち時間のあるドキドキなメダカたちです。そのかわり「泳ぐ宝石」と呼ばれる程に鮮やかなメダカたちです。

そんなメダカたちを繁殖維持しているのがメダカ館チーム長の水野飼育員です。
もっと詳しく知りたいな、という方は声を掛けてみてくださいね。





動物園飼育第二係  加藤 俊紀

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