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花いっぱいプロジェクト交流会を開催しました!

2011年12月06日(火)

平成23年11月26日(土)、植物園のもみじ狩り特別イベント「第10回 東山再生フォーラム」の第2部として「花いっぱいプロジェクト交流会」が開催されました。
これは、花いっぱいプロジェクトでつくった秋の花壇の見頃に合わせてみんなで集まり、花を通じて交流の輪を広げようというイベントです。
今回のフォーラムの出演者である俳優の竹下景子さんや奈良女子大教授の宮城俊作さんをはじめ、プロジェクトに参加されている企業や市民のみなさん、お花が好きな方など、たいへん大勢の方が出席してくださいました。



大勢のお客様



交流会では、プロジェクトの活動やメンバー紹介のあと、椙山女学園大学シンフォニーオーケストラのみなさんが、元気が出るようなすてきな曲を演奏してくださいました。



椙山女学園大学シンフォニーオーケストラのみなさん



それから、東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市の米崎中学校と市役所のみなさんへ、東山動植物園応援隊と東星中学校のみなさん、名古屋市議会ガーデニングクラブから花束を贈りました。花束に使われているコスモスは、米崎中学校と東星中学校の生徒さんが、夏に東山動植物園で種をまき、お花畑で育ったものです。


意見交換では、来年の花壇づくりに向けての意気込みやもっと活動をPRしようという提案など、前向きな意見が交わされました。

その後、宮城俊作さんが東山植物園の魅力やみんなで花を育てることの価値についてお話をされました。

最後に、みんなの思いをメッセージに託し、竹下景子さんが代表して朗読してくださいました。ここに、そのメッセージをご紹介します。

東日本にささげるメッセージ

ヨーロッパでは、「花は命のシンボル」と言われています。
愛する人に花を贈ります。また、病の人に花を贈って、早く元気になってほしいという思いを託します。
生活の中で、花がメッセンジャーになってコミュニケーションの役割を果たしています。花が文化や芸術、そして人をも育んだと言えないでしょうか。
3月11日、東日本は不幸にもこれまで経験したことのない、大地震、大津波、そして原発事故という未曾有の災禍を被りました。
それから8か月以上がたちますが、復興の歩みは必ずしも早いとは言えず、今も多くの方々が苦悩の中で必死に戦っていらっしゃいます。
被災地や被災された方々のために私たちは何かできないだろうか。少しでも力になれないものかと考えました。そこでその「アクション」のひとつとして、今日まで、この一面のお花畑で私たちが心をこめて育ててきた「花々」を送ることを決めました。
「花」がメッセンジャーとなり、被災地と私たちが一緒に手を取り合って、未来に向けて勇気を持って進んでいくことにつながればと願ってやみません。
最後に、被災地の一刻も早い復興を、この場に集うみんなで祈っています。 東山から心をこめて。

竹下景子



竹下景子さんの朗読



今年の花いっぱいプロジェクトのテーマは「心にはなを」でしたが、このテーマにふさわしい、花に寄せての暖かいメッセージでした。

お花畑プロジェクトとこの日の交流会に参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。お花畑はみんなの力で花いっぱいです。
秋のお花畑は12月上旬までご覧いただけます。紅葉の風景と合わせて、秋色の花壇をお楽しみください。



花いっぱいのお花畑です




東山植物園

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