解凍機フル稼働の季節
2011年11月21日(月)
今回、紹介するのは動物園の調理室で秋から冬の寒い季節に冷凍肉を溶かすための解凍機です。大きさは高さ1.9m、横2.4mのステンレス製で、中は網の台で3段に分けられています。この台の上に冷凍肉を並べて25℃〜28℃の温風を出して一晩かけて解凍します。
温度が高いと肉の表面が焦げてしまい、逆に温度が低いと肉の芯まで解凍できず、そのまま動物に与えると下痢になったりするので、その日の気温によって解凍温度や肉の種類や大きさによって解凍時間を調整して、給餌する時間帯には常温に近い生肉に解凍されていることが大切になります。肉類は1日で馬肉50?s・鶏肉10?s・牛レバー13?s・鶏頭15?sを毎日解凍しています。
動物園飼育第一係 須崎 和夫