メダカ館のお仕事シリーズ(1) 「卵生メダカの採卵」
2011年10月19日(水)
動物園の他の場所と異なり、飼育係の仕事が見られないメダカ館の仕事内容を紹介していきたいと思います。
第1回は「卵生メダカの採卵」です!
メダカ館では卵を産みつけてもらうために主に毛糸を水槽に入れています。(種類によって変わります)
まず、毛糸を取り出し、おもいっきり絞ります。(有精卵は丈夫でこれしきの事では潰れません)
絞った毛糸をひろげて卵を探します。(無精卵は潰れていたり、白濁しています)
卵を見つけたらピンセットで一粒ずつシャーレに移していきます。(カビ予防の為メチレンブルーを入れています)
一週間ほど経つと孵化するのでピペットで小さいプラケースへ移していきます。(僕の場合半月毎にまとめます)
あとは水換えをしながら成長に合わせて容器を大きくしていきます。(種類の数だけ行います)
僕は現在、卵生メダカ33種を担当していますので、まずは卵生メダカの採卵をご紹介しました。
今後、他の担当の仕事も紹介していきたいと思います。
動物園飼育第二係 加藤 俊紀