春に向けて準備をしています(鬼も笑うぞ)
2011年10月16日(日)
植物園の野はらビオトープで、早くも来年の春に向けてレンゲ畑の準備をしました。寒くなる前のこの時期がレンゲの種のまきどきです。
まず、野はらを草刈りして土をやわらかく掘り起こします。
イネ科の草の丈夫な根が張っているところは、一度に掘れないので何度も往復しました。頑丈な根っこに引っかかって耕運機が止まることもありましたが、くじけずあきらめずにがんばります。
野はらの一部は、ビオトープで生活しているバッタやカマキリのすみかになるように草を生やしたままで残してあります。
次は、レンゲの種と砂をよく混ぜます。
広い原っぱに種だけをまくと芽が出る場所と出ない場所がムラになりやすいので、砂といっしょにしてよくかき混ぜてから種まきします。
いよいよ種まき。心をこめて種と砂を混ぜたものを手で丁寧にまきました。芽が出るまでは、広場に何もなくてさみしく見えますが、順調に育てば今月中に薄く緑色の芽が出てくると思います。
今年の4月はこんなふうにレンゲの花が咲き、ミツバチやチョウがみつを吸いに来ていました。来年の春も、かわいいレンゲ畑になりますように。
植物園緑地造園係 チームお庭番