恋の季節の到来です
2011年03月30日(水)
厳しかった寒さも和らぎ、多くの日本産淡水魚にとって恋の季節がやってきます。
世界のメダカ館自然生態コーナーで張り切り始めたのはタナゴの仲間たち。
繁殖期を迎えたオスは、体側やひれに鮮やかな色身を帯び、鼻先には「追星(おいぼし)」と呼ばれる突起があらわれます。
ところで、水温が年中ほぼ一定に調節された室内飼育で、なぜタナゴたちは正確に春の到来を知ることができるのでしょうか?
その秘密は日照時間。
自然生態エリアの天井には、自然光を取り込む大きな天窓がついています。天窓から射し込む日照時間の長さから、敏感に季節を感じ取っているようです。
動物園飼育第二係 井本 みな