竹柵を新しくしました!
2011年02月23日(水)
先週は、雪の重みでアーチのようにしなっていた竹林ですが、その後、このくらいまっすぐに戻りました。
この竹林の前の竹柵を、植物園のチームで新しく作り直しました。
初めに、以前の柵の位置を参考にして新しい杭を打つおよその位置を決めます。そして、柄の長い大きな木槌「掛矢(かけや)」で杭を打ち込みます。
長さ1m20cmの杭を深さ45cmまで打ち込むので、杭の中心をうまく打たないと曲がってしまいます。まっすぐ芯を打てると、コーン!コーン!といういい音が響きます。
それから、「ほぞ」を作ります。モウソウチクの側面に凹形の切れ込みを入れて、杭の一番上の部分を凸型に加工して、きれいにはまるように合わせます。このとき、ほぞの位置が節とぶつからないように竹の位置を微調整します。
最後に竹を杭にはめて、ずれないように木ねじで留めます。木ねじは柵の裏側から留めているので、表からはまるで釘を使っていないように見えます。
モウソウチクの竹林では、3月下旬から4月中旬にかけてタケノコが生えてきます。すくすくと伸びるタケノコの生長も、どうぞお楽しみに。(見るダケですよ!)
植物園緑地造園係 伊藤 文美