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オフィシャルブログ

新年明けましておめでとうございます。

2011年01月01日(土)

皆様方におかれましては、健やかにお正月を迎えられたことと思います。

昨年は市民の皆さんのご協力とご支援でゾウガメ舎、ニホンザル舎、メダカ館、バイソン舎をリニューアルオープンすることができました。今年は昨年ほどのリニューアル施設のオープン予定はありませんが、他の面で皆様方に楽しんで頂ける動物園にしたいと思います。たとえば、動物の赤ちゃんを誕生させることです。

昨年、チンパンジー、コアラ、ライオンなどの新しい仲間を導入しました。また、野生のニホンザルのムコドノは本人の意思で東山動物園にやってきました。
今年はこれらの新しい仲間に二世の誕生が期待されます。



アキコ



カズミ



【チンパンジー】
東山動物園では1997年リュウが生まれてから、チンパンジーの出産はありませんでした。その原因はメスが高齢であることが主な原因でした。

そこで繁殖を目指すために、昨年の8月、熊本県のチンパンジーサンクチュアリ宇土と高知県のわんぱーくこうちアニマルランドより各1頭ずつのメスのチンパンジーを導入しました。2か月かけて、やっと新入りのメス2頭が群れに入ることができました。

うまくいけば14年ぶりにチンパンジーの赤ちゃんが見られことになります。


【コアラ】
コアラが日本にやってきて26年。コアラの飼育頭数は最盛期の半減の45頭になってしまいました。東山動物園でも昨年、オス1頭、メス5頭にまで減少してしまいました。

このオスは22歳と国内最長寿。若いオスコアラの導入を望んでいたところ、シドニー市と名古屋市との姉妹都市提携30周年を記念して、昨年の11月8日、タロンガ動物園からオスコアラ1頭が東山動物園にプレゼントされました。オーストラリアからの導入は、実に2003年以来7年ぶりのことです。

やってきたコアラは3歳のアーチャー。日本生まれのコアラと比べると体が大きく、性格もおっとりとしています。初めての日本での生活にもすぐ慣れ、到着時と比べ体重も1?s以上増えました。早くも東山動物園のメスに恋をしているようで、今年は久しぶりに赤ちゃんが期待できそうです。アーチャーは日本のコアラの希望の星です。



アーチャー



【ライオン】
東山動物園にはオス1頭とメス1頭がいましたが、メスとオスの仲が悪く、一緒にすると喧嘩になってしまうため、別居状態で飼育していました。

仲良くなれない原因はメスライオンが人の手で育てられた影響か、ライオン同士のコミュニケーションができないからでした。

そこで、昨年の11月1日、3歳の若いメスを富士サファリーパークから導入しました。ネコ科の動物は新しい住まいに慣れるのに少し時間がかかります。もうしばらくしたら、オスライオンのサン(9歳)と一緒にする予定です。まずは、仲良しになってくれることを期待しています。



ルナ



【ニホンザル】
昨年の4月、リニューアルオープンしたニホンザル舎に飛び込んで話題になった野生のニホンザルのムコドノ、やっと、東山のメス軍団と仲良くなることができました。メスが高齢なことが気がかりですが、今年の春、うまく行けばムコドノが父親になるかもしれません。

上記のような動物の繁殖の他にも、皆様方が楽しんで学べるようなサービスを充実できるように職員一同努めてまいります。
どうぞ、今年も東山動物園にお出かけいただくと共に、ご支援・ご協力をお願いいたします。

最後に、皆様方、そして、野生動物にとっても今年が幸多き年になることを祈念いたします。


動物園長  小林 弘志

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