アサギマダラ(渡りの蝶)のマーキング調査
2010年10月21日(木)
平成22年10月17日 植物園カラマツ林で渡りの蝶といわれるアサギマダラのマーキング調査を行ないました。この日この時この場所でタモの使用を解禁して、フジバカマやアザミに来るアサギマダラを捕獲しました。そして、場所、月日、捕獲者をはねに傷を付けないように慎重にマークをし、記録をとり離しました。
この日、自然観察指導員の方々の指導で24頭(蝶の場合は「1頭、2頭」と数えます)の蝶にマークをしました。
アサギマダラの生態はまだよくわからないところが多いので、その解明のためマーキング調査が全国で行われています。東山植物園は、以前からアサギマダラの中継点の一つで、より多くの蝶が立ち寄れるよう多種の吸蜜植物を植栽し、調査に協力しています。いずれ、この調査がアサギマダラの保護に結びつくものと考えています。
蝶たちは、これからまだ遠くは沖縄まで飛んで行くのかもしれません。
植物園緑地造園係 安藤 和生