目立ちたがりのアシスタント?
「メダカ館の水槽には、なぜ魚と一緒にエビが入っているの?」とよく質問されます。体長3〜5cmほどの半透明な体を持ち、砂利や水草の上を忙しそうに動き回っている「ヤマトヌマエビ」は、実は飼育員のアシスタント役。日頃から水槽内のコケや餌の残りを食べてくれている掃除屋さんなのです。
展示のために飼育しているわけではないため、彼らの種名看板はありませんが、魚の数が少なかったり、物陰でじっと動かない魚の水槽では、ちょこまかとよく動くエビのほうが目立っていることもあります。なので時には、「まるでエビみたいな魚だね!」なんて声も......。いえ、それは本当にエビですってば〜!
動物園飼育第二係 井本 みな