東山トリビア #3
トリビアその3は、動物園本園、クマ舎前の「ライオン広場」に関する話題です。
クマ舎前なのに「ライオン」?トリビアっぽいですが、これはライオン歯磨さんからの寄贈の広場ということで「ライオン広場」というネーミング(記念プレートが広場東角あたりにあります)になったものですが、今回のトリビアは、この広場の地面(敷石)のお話です。
この敷石、40代以上の名古屋っ子おとうさん世代や、廃鉄マニアの方々ならきっとご存知でしょうが、実はあるもののリサイクル品なんです。そのあるものとは・・・
答えは市電(路面電車)です!・・・ではなくて、その市電の線路に使われていた敷石というのが正解です。
名古屋市内の市電は、昭和30年代前半が営業キロ数のピークでしたが、地下鉄の開通に伴い、順次、廃線されていきました。そのため、レールの両側に敷かれていたこの敷石も大量に処分されることになりました。しかしこの敷石、一枚物としては大物で、なかなか立派なもの。(廃線当時は、高級庭石にと「敷石ドロ」まで現れるほどでした。)
そこで市内の公園や公共施設などで再利用されることになったものです。
※ちなみに上の写真は、市電「東山公園」電停(昭和32年撮影。現在の東山通「東山公園前」交差点あたり)。正面の丘の上には動物園開園20周年記念イベントの大型看板が見えます。(現在は遊園地になっています。)
営業推進課営業推進係 稲熊 晋