マクワウリが実りました
2010年08月25日(水)
マクワウリは、わが国で古くから栽培されてきたウリの代表的な品種です。美濃国真桑村(現在の岐阜県本巣市)で栽培されていたものが香り、風味が優れていたことから、マクワウリの名がつけられました。
春に本巣市の「まくわうり栽培研究会」から提供していただいた苗が成長して実を付けたので、このたび合掌造りの家の前庭に飾りました。
マクワウリがうたわれている『万葉集』から、ほかにも数種類の万葉の植物を飾り、それらの歌を添えてみました。
もうじき秋とはいえ暑い日が続きますが、合掌造りの家はひんやりしていて涼しいです。ぜひ、一度お出かけください。
追伸 マクワウリの実が熟してきたので、種子採集のために収穫しようと思っていたら、鳥につつかれて食べられてしまいました。
さいわい発見が早かったので、まだ無事な実がいくつか残っています。
これ以上は食べられないように、針金とテグスで囲って守っています。
植物園緑地造園係 別所 正幸