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今日(7月2日)はハンゲショウ

2010年07月02日(金)

季節の区分としてよく耳にするのは、1年を二十四の「気」に分けた「二十四節気」です。立春、啓蟄、春分、冬至等がそれにあたります。この節気をさらに3分したものが「七十二侯」で、今年は今日(7月2日)がそのひとつ、半夏生(ハンゲショウ)になります。
夏至から11日目をさし、その語源の由来は、ちょうどこの頃、半夏(カラスビシャク)の花が咲く事によるとされています。

大変、ややこしいのですが、カラスビシャクとは別に「ハンゲショウ」という植物があります。カラスビシャクは畑地等に生えるサトイモ科の地味な植物ですが、ハンゲショウは面白い特色のある植物です。



ハンゲショウ



ドクダミ科の水辺や湿地に生える多年草で、この頃、葉の一部が白くなり、遠くから見ると、白い大きな花が咲いているように見えます。「ハンゲショウ」の名は、半夏生の頃に咲くためとも、葉の下半分が白くなる様子から半化粧の意味からとも言われますが、とにかく、毎年、問い合わせの多い植物の一つで、植物園では也有園に植えてあります。





ところで、この白い葉は片面だけで、実は裏側は緑色です。また、この片面の白化している葉も、徐々に薄く緑色に変化していきます。

このハンゲショウの花が咲く頃、ふだんは入ることができない也有園の芝生地を開放して、すぐ近くで観察できるようにしています。
まだご覧になっていない方はぜひ一度この時期にお越しいただきたいと思います。7月11日まで開放しています。


植物園長  舟橋 和時

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