この木はなんじゃ?
星が丘円形広場の一角にまっしろな木が立っています。
この木の名前はヒトツバタゴ。
鮮やかな緑の中で、ここだけ雪が積もったように見えますが、これは花が咲いているためです。
ヒトツバタゴは、愛知県と岐阜県、対馬などに自生するモクセイ科の植物で、環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されています。
ナンジャモンジャというユーモラスな別名もありますが、もともと限られた地域に生える植物なので、「この木はなんじゃ?」と疑問に思った人がたくさんいたのかもしれません。
ヒトツバタゴの花をアップにしてみました。
4裂した花冠は、ひらひらとして繊細です。
花柄も細くて長いので、少しの風でも揺れていました。
なお、星が丘円形広場へは、星が丘門から入園していただくと便利です。
(星が丘門へは地下鉄星ヶ丘駅6番出口から徒歩約7分です)
実は、星が丘門の外にも1本ヒトツバタゴが植えられているので、そちらも合わせてご覧ください。
植物園緑地造園係 伊藤 文美