なぞのとんがり帽出現!
星が丘門から、温室へ向かう合掌線とのT字路周辺で林沿いを覗くと、不思議な物体が、たけのこのように地面から顔を出していました。
少し成長すると、観葉植物のサンセベリア(マイナスイオンが出ることで人気ものになった)に似ている感じ。模様もトラガラです。
花が咲いているものも見つけました。
とんがり帽の正体はサトイモ科のムサシアブミ。
最初の写真は芽の状態です。
成長すると巨大な三つ葉のような葉をつけます。
春は、いろいろな植物の芽だしの季節。
一年を通して植物をよく観察すると、姿が変化しているのに気がつきます。
私たちが知っているのは実は、植物の生活史のほんの一部にすぎないということがよくあります。
春の植物園で、植物の芽にも注目してください。
いろいろ楽しい発見があると思いますよ。
植物園緑地造園係 今井田 春美