グリーンウェイブ
2009年12月27日(日)
グリーンウェイブ(緑の波)は、生物多様性条約事務局が、2007年の「生物多様性の日(5月22日)」に、開始した生物多様性キャンペーンです。
これは「5月22日の10時に世界中の学校で木を植えよう」というシンプルな行動の呼びかけで、参加する学校は、その地域の重要な樹木を一本、校庭または近くの場所に植えます。
世界中の子供たちがそれぞれの現地時間の朝10時に樹木を植えることで、東から西へと(時間が移ることによって活動も移るので)「緑の波」が世界を象徴的に動いていくことになります。
成長の様子などは、「グリーンウェイブ」のホームページ(こちら)で見ることができますので、自分たちの木のストーリーを世界中の子供たちと共有することもできます。
「生物多様性」は一般にはまだまだ、馴染みのない言葉ですが、とても大切なことです。
将来を背負う若い世代が、自ら自然へのギフトを植えることで、将来にわたり、地球上の命を守ることの重要性を知ってもらうにはとても効果的な手法だと思います。
このキャンペーンは来年も継続されますが、ちょうど今が計画をスタートさせるよい時期であり、「グリーンウェイブ」のホームページでは、参画する学校を募っているところです。
日本からの参加が多数あれば、COP10も大きく盛り上がるのではないかと思います。
植物園長 舟橋 和時