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葦の門松、完成!

2009年12月15日(火)

昨日、也有園の武家屋敷門の前に「葦の門松」が立ちました。

葦の門松は、武家屋敷門の元の所有者である尾張藩士兼松家において代々正月に飾られていたもので、武家屋敷門が東山植物園に移設されてからもこの習慣を受け継ぎ、職員の手で毎年正月に向けてこのめずらしい門松を立てています。

門松を立てる手順は、まず真竹を芯にして、葦の茎を揃えて束ねます。



葦を束ねたところ



次に、束ねた葦を注連縄(しめなわ)で結びます。
後から縄が緩まないようにしっかりと巻き付ける作業は、数人がかりでないとできません。

この立派な注連縄は長さ5mほどもあり、一組の門松を作るために10本の縄が必要です。縄が緑色なのは、材料のわらを初夏のうちに刈って大切に保管していたからです。



注連縄をしっかりと締めます



門松の地際を、純白の寒水石で化粧して完成。



「葦の門松」完成



まっすぐ伸びた茎の先で広がる葦の穂が見事です。
きりりと勇ましい「葦の門松」をどうぞご覧ください。


植物園緑地造園係  伊藤 文美

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