紅葉が見頃です(第6弾)
2009年11月29日(日)
植物園の季節イベント「もみじ狩り」も後半に入りました。
赤や黄色に美しく染まった木々を見に、多くのお客様が植物園を訪れ、天気のいい日はとてもにぎやかです。
武家屋敷門付近のカエデ類は、ほとんど色づき今が最高潮。
目をひくのは植えられたカエデばかりではありません。
也有園から合掌線(広い園路)をはさんで東側の斜面は自然の林で、さまざまな種類の樹木が自生しており、黄色く色づいた木が目につきます。
今、美しく黄葉しているのはタカノツメやアオハダなど。
里山の自然に息づく木々の美しさもぜひご覧ください。
さて、紅葉の美しい樹木をもう一つご紹介したいと思います。
日本庭園付近に昨年度新たに整備した「三河遠州モデル林」の上の方に、ひときわ赤い葉が目立つ低木があります。ドウダンツツジです。
春に咲く白いつぼ型の花や明るい緑の葉が美しく、庭園にもよく植えられる木で、鮮やかな紅葉も見ものです。
従来は「東海の森」のコースに植えられていましたが、整備によりそれまで暗かった林が明るくなったことによるものか、今年はこれまでより美しく色づきました。
下からではやや見にくいので、日本庭園の常夜灯や休憩所を目印に探してみてください。
日本庭園では、紅葉しているカエデの枝を飛びまわるウグイスの姿も見られました。
この時期は“ホーホケキョ”とは鳴かず近くにいてもなかなか気づかないものですが、ウグイスは冬の間、園内のやぶの中で過ごしています。
「もみじ狩り」は12月6日(日)まで開催中です。(※11月30日は休園日)。詳細はこちらをご覧ください。
落葉前の木々が見せる美しい装いを、ぜひお楽しみください。
植物園緑地造園係長 松原 裕隆