フタユビナマケモノのひとり立ち
2009年11月21日(土)
自然動物館一階夜行性動物コーナーに、フタユビナマケモノがいます。
昨年9月15日には仔が産まれ、現在は一歳ちょっとになります。
ナマケモノの仔は、産まれてしばらくは母親のお腹にしがみつき、時折親から離れますが、何かあるとすぐに親にしがみつきに行き、親と行動を共にします。
しかし、仔が一歳になる頃にメス親が突然仔を拒絶するようになり、仔は仕方が無くメス親から離れていきます。
今まで仔は警戒心を抱くと、すぐにメス親のお腹にしがみつきに行っていたのですが、ある日から突然メス親から拒絶を受けるようになり、ひとり立ちしていくのです。
メス親に拒絶され始めた時はちょっとかわいそうでしたが、これもナマケモノの宿命です。
現在は立派にひとり立ちし、親と同じように単独で行動しています。
動物園飼育第二係 藤谷 武史