白川郷 秋のふるさとまつり
2009年11月10日(火)
深まりゆく秋の植物園を楽しんでいただく催し「白川郷秋のふるさとまつり」が始まりました。
◇インタープリターによる植物園案内◇
11月7日(土)には、トヨタ白川郷自然学校のインタープリター(自然案内人)による植物園案内を行いました。
白川郷の自然を題材に活躍されているインタープリターの話は大変おもしろく、どんぐりの実を食べるリスやネズミと木の共生関係や、トチノキの実からトチ餅のつくりかたをクイズ形式で紹介するなど、興味深い自然のしくみをわかりやすく解説していただきました。
また、ハゼノキの実からのロウづくりの実演も行いましたが、すり鉢いっぱいの実を蒸して絞っても、取り出せたロウはほんのわずか。
昔の人が生活の糧を手にするために、どれほどの手間がかかっていたかわかりました。
小さなお子さんを始め参加してくださった皆さんは、楽しみながら自然の見方を学ぶことができたと思います。
◇丸太切り体験◇
11月8日(日)には合掌造りの家の前で丸太切り体験を行いました。
普段なかなかできない、木を切る体験を皆さんにしていただこうと企画したものです。
大人から小さなお子さんまで、それぞれの体力に合わせた太さの木を切っていただきました。
ひとかかえもある太い丸太には、二人挽きののこぎりで挑戦された家族も多く、心地よい汗を流していただいたことと思います。
「白川郷秋のふるさとまつり」は15日(日)まで行います。
14日(土)には名古屋の結(ゆい)の皆さんによる「合掌造りの家生活体験」でミニわらじストラップづくりや合掌家屋の解説を行います。
人気の高い観光と物産展は14、15日にも開催します。
また、15日には、白川郷の郷土芸能である春駒を行います。
白川郷の雰囲気を味わいに植物園へぜひお越し下さい。
お待ち申し上げております。
植物園緑地造園係
伊藤 文美