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モクキリンの花が咲きました!

2009年10月27日(火)

中南米産植物温室の入り口を覆うモクキリン。



先週、このモクキリンに花が咲きました!


モクキリンの白い花


とても良い香りがして、温室内でも一番の人気を博しました。
ただ、一日花なのですぐに盛りが過ぎてしまって・・・

蕾が付いていますので、多分、今週か来週、もう一度、ピークがあると思います。ご期待ください!

しかしこのモクキリン、どう見てもサボテンには見えませんが、これも立派なサボテンの仲間です。


証拠のトゲ


ちなみに、似たような名前の植物に、「ハナキリン」というものがあります。

こちらはサボテン科(アメリカ大陸原産です)ではなく、マダガスカル原産のトウダイグサ科の植物。


多肉植物室のハナキリン


両者とも同じようにトゲだらけですが、サボテン科の仲間は、トゲの付け根に「刺座」という出っ張りがあります。

「刺座」は短い枝の名残。
そこに付くトゲは、枝につく葉が変化したもの、といわれています。

一方、ハナキリンの仲間(ユーフォルビア属)のトゲは、葉ではなく、側枝や托葉(葉の付け根にある付属体)などが変化したものです。

出身は違うのに、同じような環境で暮らすうちに同じような姿になることを、「似たもの夫婦」・・・じゃなかった、「収斂進化」といいます。


植物園指導園芸係長  中村 成利

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