魚のオヘソ!?
2009年10月01日(木)
世界のメダカ館で飼育されているメダカの仲間達は大きく分けると3つのグループにわけられます。
卵で子孫を増やすグループ【卵生(らんせい)】。
卵をメスがお腹の中でふ化させて出産するグループ【卵胎生(らんたいせい)】。
そして胎児(たいじ)と母親が臍帯(さいたい)(へその緒)でつながっているグループ【胎生(たいせい)】です。
魚にオヘソが!?と思われるかもしれませんが、メダカ館で飼育されているグディア科に分類される魚達がこのグループなのです。
出産直後の稚魚のお腹には糸くずのような「へその緒」がついています。
この「へその緒」は1日程でとれて無くなってしまうのでなかなか目にする機会はありませんが、お母さんと子供たちが確かにつながっていた証なのです。
動物園飼育第二係 小林 隆志