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東山のエコな動物

2009年08月27日(木)

ハイブリッド車や省エネの電化製品など世の中はエコブーム。
東山動物園にもエコな生き方をしている動物がいます。
それはコアラとナマケモノ。




コアラは一日20時間も眠っています。起きているのはエサを食べる時だけ。
なぜって、それはコアラのエサのユーカリに秘密があります。ユーカリの葉はエネルギー源に乏しくなおかつ油分が多く消化が悪く、若葉には青酸という毒まであります。
コアラはユーカリから摂取した少ないエネルギーを眠ることで節約しているのです。




もう一方のナマケモノ。
東山動物園にいるナマケモノはフタユビナマケモノ。
フタユビナマケモノのエサは木の葉。コアラのように偏食家ではありません。
それなら、色々な葉っぱをたくさん食べて、たくさん活動すれば良いのに、動きは超スローモー。野性下では1日わずか7〜8gの葉を食べるだけで生きているとも言われています。(飼育下ではリンゴ、バナナ、キャベツ、カブラ菜などかなりの量を食べます)
エネルギーを節約する方法は、?@エネルギーを消費する筋肉を最小限に小さくする?A体温を低くする?Bコアラと同じようによく眠るなどです。
ナマケモノの故郷のアマゾンにはたくさんの食べ物があるのに、どういうわけで、エネルギーを節約する生き方を選んだのでしょうか。不思議ですね。


動物園長 小林 弘志

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