アシカの離乳トレーニング情報 〜つづき〜
2009年04月17日(金)
3月16日から、離乳訓練をしている2頭のアシカの続報です。
(以前の記事はこちら)
野生下では、子供たちは半年から一年ほど母親の母乳で育てられますが、生後2か月ごろから徐々に泳ぎ方を教わり始め、自分で餌をとる方法も覚えます。
動物園では、母親のもとでは離乳がうまくいかないことが多く、その場合には飼育員が離乳させます。
ベルの娘パンちゃんは、4月5日に生き餌(3〜4cmの小魚)を食べ始め、8日からは、大人のアシカと同じえさのホッケも食べられるようになり、少し体格が良くなりました。
ルルの長男ルワンくんは、7日にドジョウを食べられるようになったものの、ホッケは食べてくれません。
大人のアシカと同じようにホッケを食べられる日が来るまで、もう少し時間がかかりそうです。
動物園飼育第一係 武田 梓