寒い日は温室へどうぞ!
2009年01月25日(日)
寒い日が続いていますが、植物園の温室の中は寒さをのがれるのには格好の場所。
中に入ると、風もなく心地よい雰囲気にひととき寒さを忘れます。
冬の間でも温室の中ではさまざまな花が咲いています。
トロピカルな雰囲気のハイビスカスやブーゲンビレアも花盛り。園内で人影がまばらに見えても、温室の中はわりと賑やか。
さて、これから見ごろを迎える花を一つご紹介しましょう。
サンギャラリー(水生植物室の入口付近)に植えられている、クレロデンドルム・クアドリロクラレという植物があります。
ふだん目立たないこの木は、1月半ばになると枝先につぼみをつけ、急に存在感を主張しはじめます。
1月下旬になると写真のようにつぼみが長く伸び始め、やがて白い花が次々と咲き出してとても見事になります。
あまりにも長い名前で覚えにくいものですから、植物園の職員でも「冬の花火」なる愛称をつけて呼んでいるほど。
(※正しい名前ではないため、この名前で図鑑などを探しても見つかりませんのでご注意を。)
2月の上旬ごろが見ごろになると思います。
植物園指導園芸係 松原 裕隆