カリフォルニアアシカのミディが亡くなりました。
2020年08月16日(日)
8月14日（金）、カリフォルニアアシカのミディ（メス：28歳）が死亡しました。
詳細は検査中ですが、肝臓に腫瘍が見られ、それが主な要因になったと思われます。
ミディは1992年生まれで、2009年に来園して以来約11年間を東山で過ごしました。
ここ数年は白内障のために視力が弱くなってしまったこともあり、他のアシカと離れて1頭でのんびりと過ごすことが多くなっていました。定位置だったアシカプールの角のエリアで気持ちよさそうに昼寝をする姿を目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
視力が落ちてきた頃は群れの中でうまく暮らしていけるかどうか心配しましたが、それまでの記憶や音、ヒゲなどの触覚を頼りに行動し、私たちが少しサポートするだけでうまく工夫して過ごしてくれていました。アシカの能力の高さを感じさせてくれた存在でした。
これまでたくさんの方々にミディを見守っていただき、ありがとうございました。
ミディさん、今までありがとう。お疲れ様。
動物園飼育第一係 山部 桂子
