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苔(こけ)。

2020年06月25日(木)

梅雨の頃、見ごろの花といえば、やっぱりアジサイですね。でもちょっと視線を下のほうに落としてください。この時期が一番、生き生きとしている魅力的な?植物がありますよ。道端や側溝、庭の隅など、ちょっとあたりを見渡せば、誰でもすぐに見つかります。
どうです・わかりましたか。正解はコケ植物です。なんだ、コケか・・・なんて思わないでくださいね。

◆それではコケ植物について、少し解説します。
陸上植物は、まずコケ植物と維管束植物の2つに分けられます。そしてコケ植物は、ゼニゴケの仲間(タイ類)、スギゴケの仲間(セン類)、ツノゴケの仲間(ツノゴケ類)の3つに分類されます。
コケ植物の特徴は、根を持たないこと、水や栄養を運ぶ維管束を持たないこと、体内からの蒸散を防ぐためのクチクラ層が発達していないこと、胞子で増えることがあげられます。そしてコケ植物の茎や葉には葉緑体が含まれていて、光合成により栄養分を作り出しています。

❖それでは植物園のコケを見ていきます。

【這苔(ハイゴケ):ハイゴケ科/セン類】

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【杉苔(スギゴケ):スギゴケ科/セン類】

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【蛇苔(ジャゴケ):ジャゴケ科/タイ類】

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◆コケは石にだって生えます。

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◆樹木にだって生えちゃいます。

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❖植物園の花を紹介します。

【アジサイ'ユーリー パッション':アジサイ科】

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【アジサイ'舞姫'(マイヒメ):アジサイ科】

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【糊空木(ノリウツギ):アジサイ科】

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【鶏頭(ケイトウ):ヒユ科】

写真⑨.jpg

【半夏生(ハンゲショウ):ドクダミ科】

写真➉.jpg

❖苔は魅力的でしょ。
梅雨の時期、たっぷりと水を含んだ苔はとっても生き生きとしてきれいですよね。そのうえ雨の日はかえって苔の魅力が増し増しなんです。眺めているだけで、なんだか気分も落ち着きます。雨の日は、じめじめして憂鬱・なんて思わず、梅雨のこの時期ならではの植物園をお楽しみいただければと思います。

苔・・・和みますよね。

写真⑪.jpg

写真⑫.jpg

写真⑬.jpg

でもやっぱり紫陽花は最高ですね。

植物園緑地造園係長 太田幹夫

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