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連理木。(れんりぼく・れんりぎ)

2020年04月25日(土)

  • 植物園

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在東山動植物園を閉園させていただいております。皆様には大変ご不便をお掛けしております。

連理木。(れんりぼく・れんりぎ)
あまり聞きなれない言葉ですが、皆さんご存じですか。

❖連理木とは、「2本の樹木の枝、あるいは1本の樹木の一旦分かれた枝が癒着結合したもの。自然界においては少なからず見られるが、一つの枝が他の枝と連なって理(木目)が通じた様が吉兆とされ、「縁結び」「夫婦和合」などの象徴として信仰の対象ともなっている。なお、違う品種同士でも連理となる場合もある。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)」と記述されています。

◆その連理木ですが、実は植物園でも見られます。
それはこちら。植物好きの皆さんなら必ず一度は通ってる場所です。気づかれてましたか?

写真①.jpg


写真②.jpg

○それではもう少し引いてみましょう。

写真③.jpg

 こちらが黒鉄黐(クロガネモチ)の連理木。そうです。星が丘広場から少し進んだ植樹帯のなかです。
 なにぶん若木なのでスケールはもう一つですが、とにかく縁起のいい木なので、ぜひカップル、ご夫婦でご覧になり、もっともっと仲良しになってくださいね。

◆さらにスケールの大きな連理木をご覧になりたい方はこちらをご覧になってください。
【千種区城山八幡宮:所在地:城山町2丁目88番地】
「末盛城跡の西端にあべまき(ブナ科)の大木がある。幹周り353cm、根周り430cm、高さ13mで市内最大級である。地上3mのところで二幹に分かれ6mのところで再びくっついている(連理)。
 連理は夫婦・男女の仲の親密な意を表すものであり、市民に親しまれている。(出典:千種区ホームページ)」と記述されています。

◆ところで連理木ってもっと身近にないの?
実はあります。東山動植物園の本園と北園の間を通る道路。街路樹の唐楓(トウカエデ)をよく見てください。枝が連理していますよ。

写真④.jpg

写真⑤.jpg

写真⑥.jpg

○まさに偶然の産物ですが、不思議ですね。皆さんも連理木を探してみてください。

❖ちょっと寄り道。

【翁草(オキナグサ):ギンポウゲ科】

写真⑦.jpg

【華鬘草(ケマンソウ):ケシ科】

写真⑧.jpg

【ライラック:モクセイ科】

写真⑨.jpg

植物園では、たくさんの樹々に花が咲き始めています。

これからも見ごろの花をご紹介していきます。
それでは次回をお楽しみに。


植物園 緑地造園係長 太田幹夫

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