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オフィシャルブログ

ツシマヤマネコの移動2019

2019年11月18日(月)

今年もツシマヤマネコの移動がありました。
№39(もも)メスが当園から井の頭自然文化園(東京)へ転出、№83(勇希)オスが京都市動物園(京都)より転入、№89(レイラ)メスが福岡市動物園より転入と、当園では3個体の移動を行いました。

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№39(もも)メス


№39(もも)は昨年来園し、高齢ではあるけども自然繁殖の可能性の有無を探るために当園で№40(ごくう)オスとのペアリングを実施しました。発情・排卵の可能性は確認できたものの、残念ながらオスの交尾行動を誘発するまでではなかったためか交尾・妊娠に至りませんでした。これを受け、№39(もも)は今後、普及啓発個体として飼育・展示するため、井の頭自然文化園へ移動となりました。

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№83(勇希)オス【京都市動物園 提供】


№83(勇希)は2017年に京都市動物園で生まれ、本州初の繁殖成功およびツシマヤマネコ初の帝王切出産、初の人工哺育と、初めて尽くしの個体です。ツシマヤマネコのオスは3歳より繁殖可能となるため、相手となる№89(レイラ)と今シーズンはミキシングする(成熟前に他個体と共に過ごさせる)ことで次シーズンの繁殖を目指します。

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№89(レイラ)メス【福岡市動物園 提供】


№89(レイラ)は今年、福岡市動物園で生まれた0才のメスです。ツシマヤマネコのメスは1歳より繁殖可能となるため、№83(勇希)とミキシングさせるため当園に来園しました。

№83(勇希)、№89(レイラ)ともにまだ若い2頭ですが、飼育下の場合、通常より早く性成熟する可能性も...?と期待しながらも飼育・ミキシングしていきます。笑

№89(レイラ)は通年非公開、№83(勇希)はとりあえず今シーズン中非公開の予定です。ツシマヤマネコ舎では№28(さんちゃん)と№40(ごくう)が皆さんをお待ちしております。(体調管理等でたまにいないこともあります。)

№39(もも)は多くの子を残してくれ、人工繁殖技術向上にも貢献してくれた功労者です。ぜひ、東京を訪れた際は顔を覗いてあげてください。

動物園飼育第一係  加藤 俊紀

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